これを金融の面から見れば、「ユーロ」創設とは、独り勝ちを続けるドルに対するカウンター・パワーを目指す戦略的動き、ということもできる。つまり、「ドル」対「ドル支配に抵抗する勢力」の、旧帝国主義時代にも似たせめぎ合いが、アジアを舞台にくり展げられている、ともいえるのである。
ソロス氏のこのコメントは、アジアにおけるドル独り勝ちを許してはならない、と言っているのではなかろうか。ドル・ペッグ制下のタイ・バーツや香港ドルが狙われたのは、そのためではあるまいか。以上はあくまで、結果から見ての臆測ではあるが。
中国では、先にヘッジファンドによって香港への通貨投機が行われて以来、専門チームを編成してソロス氏らヘッジファンドの研究を進めている。日本でも大蔵省がようやくヘッジファンドの動向をモニターするための専門官を置くことになったが、その人数はだったの一人である。これで五千近くあるヘッジファンドの動きを監視せよというのは、まるで正気の沙汰とは思えない。これでは、ヘッジファンドが中国ではなく、日本を操る方が簡単だと考えても不思議はないだろう。
いずれにせよ、日本と香港の二つの金融市場がアジアの中では最も流動性が高いことは間違いない。ということは、ヘッジファンドの得意技である空売りに必要な株や資金の借入れ調達ができるのは、この二つの市場しかないと見てよい。
仮に、アジア市場が「ドル」対「ユーロ」のせめぎ合いの場だとすれば、ヘッジファンドの今後の展開を見極めるポイントのひとつは中国の政治、経済動向であり、もうひとつのポイントは、香港と日本が中国市場に対してどのように関与していくのかであろう。なぜなら、彼らがもっとも重視する判断材料は、狙った市場をとりまく内外の戦略情報であるからだ。
いずれにせよ、ヘッジファンドの動きに効果的な対策を講じるためには、彼らの思考や行動パターンについて、より詳しい情報を集める必要かおるといえる。手始めに、日本でもっとも知られ、ある種の伝説的人物になっているという意味で、ジョージ・ソロス氏について以下で紹介することにする。
2014年10月15日水曜日
2014年9月15日月曜日
新制度の効用
この新制度では、専門医は、患者を紹介した「掛かりつけの医師」に対して診療について説明し指示を与えるべく協力する立場にあるので、患者には基本的に重要なことを説明して、患者が理解し納得したかどうかを聞き出すのは、気心のわかっている「掛かりつけの医師」にまかせることができる。そうすれば、「掛かりつけの医師」としてもその患者の診療に深く関与できるのである。同時に患者にしてみれば、専門医と「掛かりつけの医師」の二人の医師に頼れるという安心感と信頼感が生まれるという利点がある。
新制度を現実のものとして生かしていくにはヽ医療費の面で慎重な検討をしなければならないのはいうまでもないことである。これは新制度の導入であるから、厚生省が新制度に魅力を感じて本腰を入れて検討してみようという意欲をもって前向きに動かなければ、絵に描いた餅として消えていく運命にある。
この制度を導入したら、「医療費が削減できるのか」という疑問がまず生じるであろうが、それはどのように運営するかによって違ってくるので、即断はできない。次の疑問は、「三時間待って三分診療が本当に解決できるのか」であろうが、それが第一の目的で提案しているのであることは前項の説明で十分に理解していただけると思う。
では「患者の数に対する医師の数は、新制度になったら現状より改善されるか」という疑問に対しては、一人の「掛かりつけの医師」が一家族の複数の構成員の健康管理と特殊医療以外の日常の診療をするため、効率よく診療ができ、かつ専門医が診療する患者数が現在より減少するので、医師の数と患者の数の不均衡が改善されてインフォームドーコンセントを実施するゆとりが生まれ、患者・医師の間柄が暖かい信頼関係に変わってくるに違いないと思うと答えたい。新提案の究極の目的はそこにあるのである。
この夢を実現するには、運営面での失敗は許されないわけであり、そのための新制度全体を構想するのは私個人の能力をはるかに越えており、この道のベテランに頼らざるをえない。しかし、新制度を提案した以上、粗っぽく不十分なものであっても、若干の考えを述べておくのが責任というものであろう。
新制度を現実のものとして生かしていくにはヽ医療費の面で慎重な検討をしなければならないのはいうまでもないことである。これは新制度の導入であるから、厚生省が新制度に魅力を感じて本腰を入れて検討してみようという意欲をもって前向きに動かなければ、絵に描いた餅として消えていく運命にある。
この制度を導入したら、「医療費が削減できるのか」という疑問がまず生じるであろうが、それはどのように運営するかによって違ってくるので、即断はできない。次の疑問は、「三時間待って三分診療が本当に解決できるのか」であろうが、それが第一の目的で提案しているのであることは前項の説明で十分に理解していただけると思う。
では「患者の数に対する医師の数は、新制度になったら現状より改善されるか」という疑問に対しては、一人の「掛かりつけの医師」が一家族の複数の構成員の健康管理と特殊医療以外の日常の診療をするため、効率よく診療ができ、かつ専門医が診療する患者数が現在より減少するので、医師の数と患者の数の不均衡が改善されてインフォームドーコンセントを実施するゆとりが生まれ、患者・医師の間柄が暖かい信頼関係に変わってくるに違いないと思うと答えたい。新提案の究極の目的はそこにあるのである。
この夢を実現するには、運営面での失敗は許されないわけであり、そのための新制度全体を構想するのは私個人の能力をはるかに越えており、この道のベテランに頼らざるをえない。しかし、新制度を提案した以上、粗っぽく不十分なものであっても、若干の考えを述べておくのが責任というものであろう。
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